【合格体験記】Python3 エンジニア認定基礎試験(学習方法や使用教材など)
Python3 エンジニア認定基礎試験とは
「Python3 エンジニア認定基礎試験」は、Python3(最新の試験は3.9.0版対応)の文法基礎を問う試験です。
公式HPには以下のように記載されています。
合格要件:正答率7割以上
出題範囲:オライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル 第4版」
基本的に出題は上記の教材からであり、各章に対応する問題の出題数まで公式HPに公開されていますので、受験を考えている方は公式HPを見られると良いかと思います。
と言いますか、公式HPに全ての情報がまとまっているので、私は他の方のブログ等読まなくても公式HPだけ見て情報収集していました。
ですのでこの記事では、公式HPで得られない情報を主に書き残しておこうと思います。
受験前の能力
私は今、IT業界入社1年目で、基本情報技術者試験に合格している程度の知識量です。
Pythonは1からの学習でしたが、Java等触ったことがあり、オブジェクト指向の考え方は今回の試験でもすんなり理解できました。
プログラミング初心者がこの試験を受けようとすると、基礎の理解から入る必要があるかと思いますが、合格するだけならそれほど難しくないように思います。
プログラミング経験者は尚のこと余裕で学習が進むと思います。
就職するまでIT技術とほぼ無縁の世界にいましたが、大してプログラミングが得意でない私でも、この試験は2週間の学習で合格することができました。
受験結果
取得スコア:950点(40問中38問正解) (合格:700点(40問中28問正解))
章番号…正解率
7章…0%
8章…75%
その他…100%
(あれ、正答率と内訳を考えるとどうもおかしくないですか?
2問間違えたのに0%のところと75%のところがあるって…
問題ごとの配点の重みが違うのでしょうか。)
試験のことを何も知らない方が見るとすごい点数に見えますが、正直、私がめちゃくちゃ頑張ったわけではなく、試験内容が本当に基本的な内容で、教科書をしっかり読んで実機演習しておけばこれくらいの点数皆さんも届くかと思います。
以下、私が試験対策に使った教材です。参考にしてください。
使用教材【使用した程度】
→出題範囲となっているテキスト
公式指定の教科書を使うのが無難だと思いこちらを購入しました。
(本当のところ、購入したわけではなく、「SNSで受験宣言をして教科書をもらおうキャンペーン」なるものを公式がやっていたので、Instagramで受験宣言したところ本当に教科書が送られてきました。
何度かキャンペーンの期間延長がかかっているので、公式HPを覗いてみてください。)
実践的なサンプルコードとかもっと詳しい内容とか、Pythonについてさらに気になることはありますが、Pythonの入りとしてこちらの資格を利用しようと考えている方にとっては良い教科書だと思います。
また後述の模擬試験も、こちらのテキストの基本用語や、サンプルコードまんまもしくは少し改編したものから出題されていますので、こちらのテキストを読み込むのが1番の対策になると思います。
模擬試験【公式HPで紹介されてるもの全て】
→無料で受けられる模擬試験で、認定スクールが公開しているもの
各種資格の試験対策として過去問や模擬試験が利用されることは多いと思いますが、Python3 エンジニア認定基礎試験の過去問は見たことがありません。(少なくとも私は)
代わりに、なのでしょうか、公式HPで認定スクール作成の模擬試験が公開されています。
私は全部取り組んでみましたが、2, 3回分も取り組めば十分すぎるほど練習になると思います。
HPで公開されているものと同じリンクと、各模擬試験の特徴を簡単に記載します。
登録:不要(名前とメールアドレスの入力のみ)
回数:3回分
結果:受験後、解答の正誤がメールで送られてくる
解説:無
登録:必要
回数:約2回分(76問から毎回ランダムに40問出題されるようです)
結果:受験直後のページで正誤の一覧が見られる
解説:無
登録:必要
回数:1回分
結果:受験直後のページで正誤の一覧が見られる
問題と解説それぞれのページへのリンク(全問別リンク)が表示される
解説:有
登録:必要
回数:1回分
結果:受験直後のページで正誤の一覧が見られる
解説:無
唯一解説があるのがトレノケートの模擬試験です。こちらの模擬試験に取り組み、あとはお好みで何回分か受験する流れが良いかと思います。
会員登録が面倒であれば、プライム・ストラテジーの模擬試験が良いかもしれません。
学習方法
私の場合は2週間の学習で合格しました。計画を立てる際は、上述の私のスキルセットも参考になさってください。
以下、私の場合の学習の過程を記載します。
【最初の1週間】
最初はテキストを読み込むところから始めました。また、Pythonもインストールし、実際にサンプルコードを動かしながら読み進めました。
上では書きませんでしたが、上記の教材の他にこちらのサイトで基本的なコードをアウトプットする練習をしていました。簡単なところからコードを書く練習ができるので、興味がある方は覗いてみてください。
【次の3日間】
ここで模擬試験を3回分取り組みました。
最初にプライム・ストラテジーのものを受けたのですが、1回目から正答率が7割で、「もしかして合格余裕か?」と思いつつ受験を申し込みました。
【11日目-13目】
復習のためにテキストの2周目です。
模擬試験を受けて出題のポイントを何となく把握したので、試験で問われそうなところを印付けながら読み進めました。
さらに、さすがに2回目ともなると、新たに疑問点が生まれてきましたので、都度ネットで調べたり、気になる部分のコードを走らせたりしながら読み進めました。
【試験前日】
残りの模擬試験を全て受験しました。
このときは安定して9割前後得点できており、間違えた問題だけテキストで再確認して勉強を終えました。
最後に
文法が、英文法や数学の記法に似ている部分が多く、個人的にはこれから慣れ親しんでいけそうな言語だと感じました。Pythonは今ホットな言語の1つだと思われますので、使いこなせるように他の書籍にも手を出したいと思います。
名前も好きです。ヘビが大好きなので!由来は違うそうですが…